ANAの住まい用語集
不動産に関する基本用語・専門用語を
まとめました。
借入可能額
【かりいれかのうがく】
借入可能額とは、住宅ローンに申し込んだ際、金融機関から借入可能な金額のことです。審査の際に提出する書類によって金融機関側から見込み額として提示されます。
【計算式】
『借入可能額=年間返済額金額の上限額÷12ヶ月÷100万円当たりの月返済額×100万円』
借入可能額を決定する要素は数多くあり、主に返済負担率、融資率、借入限度額などが考慮されます。1点目の返済負担率は、年収に占める年間返済額の割合を示しています。この比率により、将来的に返済できなくなるリスクについて明らかになります。住宅ローン以外の返済金 (自動車ローンなど) も考慮して計算されます。
【計算式】
『返済負担率=年間返済金額+年収×100』
2点目の融資率は、住宅購入費用に対する住宅ローン金額の割合を示しています。ローンの適用金利に影響を与え、一般的に融資率が低いほど借りやすく、低金利となります。
【計算式】
『融資率=借入額÷住宅購入総費用×100』
3点目の借入限度額は、金融機関ごと、または製品ごとに規定された借入上限金額を示しています。申し込み者の年収や融資率に関わらず一定です。
以上のようにして借入可能額は提示されますが、提示された額が自身の希望額と必ずしも一致するわけではありません。そのため、各自の生活に合った借入可能額について考えることが大切です。
【使用シーン例】
・借入可能額の把握後に予算内の物件を探しました。
・借入可能額は年収によって異なる場合があります。
・借入可能額を満額ではなく、無理のない範囲で借りました。