ANAの住まい用語集

不動産に関する基本用語・専門用語を
まとめました。

残債
【ざんさい】

残債とは、ローン返済期間内のある時点で、返済できていない借入金額の残額のことであり、ローン残高とも言われる。ローンの毎月返済の内訳は、残債の返済と利息の支払いであるため、支払額から利息分を差し引いた金額が残債の返済に当てられ、残債は減少していく。また、残債は返済期間内のいつでもまとめて返済することができ、「全額繰り上げ返済」や「一括返済」と言われる。 特に住宅ローンにおける残債は、ローンを組んだ住宅を売却する際に問題となるケースが多い。現住居を売却し新居の購入を希望している場合、基本的には現在組んでいる住宅ローンを完全に返済しなければ新たなローンを組むことはできない。 しかし、住居の売却金額は借入額を上回る可能性はあまり高くなく、住居の売却額を返済に充てても残債が発生することがある。その際には残債分の金額を自分たちで用意する必要があり、大きな負担となる。そのため、住宅ローンを組む際、将来的な売却を視野に入れているならば、借入額をできるだけ少なくし、残債が発生して身動きがとれなくならないよう十分考慮する必要がある。 【使用シーン例】 ・返済を行いながら地道に貯蓄を増やしたことで、返済用の貯蓄額が残債を上回り、晴れてローンの一括返済が出来た。 ・家計に余裕が出来たので一部繰り上げ返済を行い、残債を減らしたことで利息の負担が軽くなった。 ・転居のため現住居の売却を考えたが、残債があることで売却計画が前に進まず、多額を借り入れ将来像を十分に考慮しなかったことを後悔した。

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