ANAの住まい用語集
不動産に関する基本用語・専門用語を
まとめました。
担保提供者、物上保証人
【たんぽていきょうしゃ、ぶつじょうほしょうにん】
担保提供者とは、融資を受ける債権者以外の方で、融資の担保として不動産などを金融機関へ提供する人のことです。住宅ローンを組む場面で多く使われる制度で、物上保証人とも言われます。
つまり、担保提供者とは住宅ローンの返済ができなくなったときに、担保している不動産を売却する役割を担っている人のことです。任意売却や競売をして得られたお金は、ローン返済に充てていきます。なぜ担保提供者が必要となるかというと、貸倒れになるリスクを下げるためです。
なお、担保提供者と連帯保証人はよく勘違いされますが、決定的な違いは返済義務があるかどうかです。担保提供者は返済ができなくなったときに不動産を売却することであり、ローンの返済義務は発生しません。
一方の連帯保証人は、債権者の代わりにすべてのローンを返済しなければならないのです。連帯保証人の方が責任が重いものの、だからといって担保提供者は責任の軽いものだと思って勝手に決めてはいけません。後々のトラブルを回避するためにも、しっかりと話し合っておきましょう。担保提供者は住宅ローンをする方は必ず覚えておくようにしてください。
【使用シーン例】
・担保提供者の対象となる人は制限があり、誰しもなれるわけでなはい点に注意すべきだ。
・話し合いをせずに担保提供者を決めるとトラブルになる恐れがある。
・住宅ローンを組む上で、担保提供者の意味は知っておくべきだ。