リフォーム工事でよくある失敗例を紹介!事前に把握しておく4つのポイント
リフォームやリノベーションを検討していて、絶対に失敗したくないと思いつつも何に注意すべきかわからないという方も多いのではないでしょうか。実際のところあまり深く考えずにリフォーム工事を施工会社に任せきりにしたばかりに、「思っていたのとは違っていた」となるケースも少なくありません。
この記事では、そうしたリフォームでよくある失敗例や失敗しないためのポイントについて紹介します。リフォームに安心して取り組み、理想を実現するためにもぜひ最後までお読みください。
リフォーム工事における費用面と業者の失敗例

リフォーム工事では、思い込みや見落としなどの人的要因での失敗が少なくありません。そうした失敗の具体例である「リフォーム費用面での失敗」や「施工業者選びにおける失敗」について解説します。
理想ばかりを伝えて予算オーバーした
理想ばかりを伝えていたために、予算をオーバーするという失敗がよくあります。
リフォームを考える際には、本当は必要でないのに、下記のように、つい夢が膨らみオーダーが増えてしまうケースが少なくありません。
- ・洗面所の床のリフォームだけのつもりがおしゃれな洗面台に惹かれて刷新した
- ・食洗機はそのまま使うつもりだったが最新の製品がほしくなって導入した
- ・壁や床の張替えだけのつもりが見本デザインに惹かれて室内・バルコニー全体的に変えた
新しく便利でおしゃれな機能の設備や資材などを見ると、とくに理想が膨らみ、あれもこれも歯止めが利かずに注文してしまうことがあります。予算を考えずに理想を追い求めて、結果として予算を大幅にオーバーして失敗するケースが多くあるため、注意しましょう。
専門業者にまかせきりにしてしまった
専門業者に任せきりにしてしまって失敗するケースも少なくありません。
リフォームはよくわからないからと、リフォーム業者のオプション提案を鵜呑みにして任せたばかりに、結果的に高額な費用がかかったというケースはよくあります。
小上がり和室や、床暖房、ビルトイン食洗機など、一般的に好まれるオプションであっても、生活スタイルや習慣によっては合わないオプションもあります。オプションの必要性をしっかりと見極めないと、結局使うことのない機能に大きな費用をかけてしまうことになります。
オプションは、必要かどうかしっかりと考えて取捨選択することが、無駄な費用を使わないためにもよいと言えるでしょう。
思っていた家とは違う
リフォームの希望をしっかり伝えたはずなのに、思っていた家とは違う結果になってしまう失敗もあります。
いい加減な業者を選んでしまったり、担当者と意思疎通がうまくいかなかったりした場合に、打ち合わせの内容が実際の施工に反映されていないという失敗が起こりがちです。
打ち合わせをしっかり行わない業者や、打ち合わせ内容を書面で記録しない業者には注意が必要です。口頭だけのやりとりで進めようとする業者は、お互いの記憶違いが起こりやすく、あとで「言った言わない」のトラブルが起こる傾向があります。
実績と信頼のある業者を選ぶなどして、打ち合わせ内容をしっかりと書面に残してもらいつつ、リフォームを進めるようにしましょう。
キッチンの失敗例

次に、リフォームの場所別によくある失敗例を紹介します。まずは、キッチンについて起こりがちな失敗例を2つ解説します。
冷蔵庫や家具のサイズを考えていなかった
冷蔵庫や家具のサイズを考えていなかったために、理想通りに置けなかったという失敗もあります。
キッチンのリフォームの場合、キッチンの形状やシンクの広さなどに気を取られて、ほかの家電や家具のサイズや置き方のことを深く考えずに進めてしまうことがあります。
その結果、冷蔵庫や食器棚が置けなくなるということが少なくありません。キッチンのリフォームは家具や家電のサイズや配置もよく考えて進めることが大切と言えます。
通路の幅がせまくなった
キッチンのデザインやサイズを優先するあまり、通路の幅が狭くなったという失敗も少なくありません。
作業スペースやシンクを広くすることにこだわるあまり、通路が狭くなるケースがあります。また、キッチンを広くしたいものの、リビングの広さに影響することを恐れて通路の幅を狭くしてしまう場合もあります。
通路の一般的な幅は90cmです。キッチンでの作業をしやすくするためにも、リフォームする際には、通路の幅の確保も忘れないようにしましょう。
リビングの失敗例

次に、リビングのリフォームにおける失敗例について解説します。リビングは家族がくつろぐ場所として心地よい空間にしたいものの、窓や床暖房の設置などで失敗してしまうケースが見られます。
窓の設置場所が悪かった
窓の配置位置を検討していなかったための失敗も少なくありません。
窓の配置が悪くて下記のような状態になることがあります。
- ・天窓の配置が悪くて十分な採光を得られず暗い空間になった
- ・東や西に配置した窓から日が差し込みすぎるためまぶしい
- ・隣家の窓が近すぎてカーテンをあけられない
- ・窓の位置によって家具を配置しにくい
窓からの日当たりは、時間や季節によって異なるため、リフォーム業者とよく相談して窓の配置を決めるようにしましょう。
使わない床暖房を設置した
リビングに使わない床暖房を設置してしまう失敗もあります。
最近は床暖房も一般的になり、オプションとして提案されることが少なくありません。冬の寒い時期には便利で重宝するものの、ランニングコストが高いため、実際には使わなくなるケースが少なくありません。また、10年に1度程度、熱源の交換といったメンテナンスについての費用も発生します。
床暖房は、ランニングコストやメンテナンスコストのことも考慮して、必要かどうかをよく考えてから設置することがおすすめです。
トイレの失敗例

トイレでは便座を高機能な便座に変えたり、手洗い場を設置したりといったリフォームにおいて失敗してしまうケースがあります。詳しく以下で見ていきましょう。
便座を変えたら狭くなった
便器を変えたことにより、トイレが狭くなったという失敗も少なくありません。
便器のサイズはメーカーや機能によって大きく異なります。サイズが大きくなることにより、室内の圧迫感が増したり、使い勝手が悪くなったり、掃除もしにくくなるケースがあります。また、手洗い場をトイレ内に設けたことで、より室内が狭くなるケースも見られます。
トイレのサイズを意識せずに便座を変える場合は、失敗するケースがあるため注意しましょう。
内開きのドアにしたら出入りしにくい
トイレのドアを内開きにしたために、出入りがしにくくなるという失敗も少なくありません。<span style="font-size: 12pt; line-height: 115%; font-family: 'Meiryo',serif; mso-ascii-font-family: Meiryo; mso-fareast-theme-font:
